買ってはいけないイヌ 備忘録
小学校の高学年のとき、担任の先生は定年退職後の嘱託?か何かのおバアさん先生だった。
この先生、年相応に口やかましいところがあって好きじゃなかったが、一つだけ四半世紀を優に超えた今でもハッキリと覚えている言葉がある。
「イヌに餌はあげるんじゃない、やるんだ」
国語の時間だったか道徳の時間だったか覚えていないが、先生は「イヌは人間より下の存在だから、下の存在に対して使う言葉を使え」と教えたのだ。
そのときの私は「ふうん、そうなんだ」程度だったが、今では先生のあのときの言葉に100%同意する。
そんなスタンスの私の「買ってはいけないイヌ」についての備忘録。
短気なイヌ、噛み癖のあるイヌは他人に危害を加える恐れがあるので論外。ペットとしては無価値。
- めげない 叱っても言うことを聞かない、躾しても覚えないこと。人間でもいるでしょ、やらかし屋。何度失敗しても懲りないヤツ。
- 好奇心旺盛 例えば室内で放し飼いにすると、電気製品のコードやリモコンをかじり、外でワイヤーなどで繋いで飼えば、手に届くものをことごとく壊すイヌ。人間でもいい年して少年のような目をしている好奇心旺盛なヤツは要注意人物だよね。
- 寂しがり屋 一見愛おしく感じるかも知れないが、これも地雷。寂しがり屋のイヌは留守番ができない。店の前に繋がれたイヌがご主人様を待ち切れずワンワン鳴いているのがこれ。家で留守中にこれをやられたら近所迷惑甚だしい。人間でも寂しがり屋には自己中でたちの悪いのが多いでしょ。
- おなかが弱い 餌が合わないと下痢したり、散歩の途中で何度も糞をする煩わしい愚犬。人間でも肝心なときに必ず「ちょっとトイレ」となるヤツは嘲笑の対象だよね。
- 穴掘り 外で飼えば穴を掘るだけでなく、あちこちをガリガリ引っかいて壊してしまうし、家の中ならソファーやカーペットが餌食となる。
- 興奮症 煩く見苦しい興奮症。他のイヌ見て取り乱したり、来客を見て吠えだしたら止まらなかったり。散歩や餌が嬉しくてひどい喜び方をしたり・・・。いつもムダなエネルギーを使ってるヤツ。
人間と同じようにイヌに対しても相性があると思う。せっかく人生を豊かにするパートナーとして買ったイヌが、相性の合わないことで互いに不幸にならないように気を付けよう、という話でした。