目の老化とウインカーの視認性
今日は自動車のウインカーの視認性について、LEDランプとシーケンシャルウインカーが優れているという話。
LEDランプは光が横に広がらないため、ランプの明るさが足りなかったり、レンズのデザインが悪いと見る角度によっては視認性が劣るらしいが、今回はこの点に問題が無いことを前提としましょう。
加齢による視力の低下のせいで、日中はいくつかのタイプのウインカーの点滅に気づかないことがある。例をあげるなら、
- クリアレンズのウインカー
- 軽バンのような小さなウインカー
- 軽バンや日産キューブのようにウインカーがボディの下部にあるウインカー
- ミニバンによくある、縦長で幅の狭いウインカー
これらはのタイプは、注意してウインカーを見ていないと気付かないことがある。
一方で「これはよく見える」と感じるのは、
- 横長のウインカー
- ON/OFFが機敏なLEDウインカー
- 見ていなくても目に入るシーケンシャルウインカー
特に近年感心するのが“流れるウインカー”とも呼ばれるシーケンシャルウインカー。アウディあたりが先発だっただろうか。本当によく視界に入る。以前は高級車にしか採用されていなかったが、昨今はオプション扱いであったり上位グレード専用だったり、あるいは前後どちらかだったりすることはあるが、普及価格帯の自動車にも採用されている。
私は視認性で言えば、すべての自動車のウインカーはLEDを使った横長のウインカーにすべきだと思う。シーケンシャルウインカーなら更に良しだ。
ウインカーはいくらカッコよくても、デザイン性に優れていても、視認性に優れていなければ欠陥デザイン・欠陥パーツだ。
ドレスアップとして社外パーツを使っているクルマもあるらしいが、視認性向上のため良いことだと思う。
しかし、このシーケンシャルウインカー、何年か後には廃れて別のデザインのウインカーが流行るのだろうか。当然同等以上に視認性は確保されるだろうが、それはどんな形でどんな光り方をするウインカーなのだろう。